[メイン] GM : ─────ここは、ロドス。
感染者と、非感染者との間に隔たれた溝を埋めるために
日々、戦いの中に身を投じる、製薬会社。

[メイン] GM : あなた達は、その一員であり、そして今回は任務の召集を受けた。
剥き出しの機材が並ぶ道を進んでいくと、説明用のモニター画面等があった。

[メイン] ヘラジカ : 「むっ!来たか!3人とも!」

[メイン] ヘラジカ : そこに先に立っていたのは、雄々しい角を持つ、長身の女性であり
やってきた3人を歓迎するように、頷きながら。

[メイン] アンジェラ : 「………」

[メイン] ヘラジカ : 「……???? おいちょっと待て……大丈夫なのか?」

[メイン] アンジェラ : 「…………」

[メイン] アンジェラ : ピピィーーーーガガーーーーー
ブンブンブン……

[メイン] ヘラジカ : 「まずい変な音がしている!!」

[メイン] アンジェラ : テテーン!

[メイン] エミール・シンクレア : 「………え、えっと?」オロオロ

[メイン] アンジェラ : 「……ハッ!?ああいえ、大丈夫です!多分間に合います!!」

[メイン] ヘラジカ : 「???????????」

[メイン] ヤミ : 「ええ、任務ですから…… ……はい……?」
周りと一歩置くように、壁の近くで一人佇んでいた少女。

[メイン] ヘラジカ : 「エンジニア部門!!ヘルーーーープ!!!」
廊下の方に大きな声で叫ぶ。

[メイン] ヤミ : だったが、アンジェラの様子に嫌でも意識を向けさせられる。

[メイン] アンジェラ : 「え?ああ、いや勿論わかっていますとも、会議が…終わって話し合いの中でしたね」
モニター見て出まかせ言う

[メイン] エミール・シンクレア : 「い、いや違いま……違いますよね?」

[メイン] エミール・シンクレア : ある種堂々としているヤミの様子とは正反対な
おどおどと見るからに気弱な様子で自信なさげにやってきた少年がつぶやく

[メイン] エミール・シンクレア : 「もしかして僕が出遅れてたりなんかは…」

[メイン] ヤミ : 「あなたも自信無くさないでください……!!
 ……私たちはたった今、ヘラジカオペレーターから本日の任務を聞く所だったんですよ……!」

[メイン] ヘラジカ : まともそうな反応をしているエミール、そしてヤミを見て
なんとかしようと色々ヘラジカなりに考え。

[メイン] エミール・シンクレア : 「あ、はい!そうですよね…」

[メイン] ヘラジカ : 「コ、コホン!アレだ!……なんだ!ああ、そういうことだ!」

[メイン] アンジェラ : 「え?ああそうでしたそうでした勿論知ってましたよ!知ってましたとも!」

[メイン] アンジェラ : 「………」

[メイン] アンジェラ : 「ネテナイデスヨ?」

[メイン] ヘラジカ : 「…………こ、これから話を聞けば、ああ、いいんだ、ああ ……ああ」

[メイン] ヤミ : 寝てましたよね?ってジト目の視線を向けつつも。

[メイン] ヘラジカ : いつもであれば、威風堂々としているヘラジカであったが
今回ばかりは、初手から気押されながら。

[メイン] アンジェラ : 「うぐっ…」
と思わず口にし

[メイン] アンジェラ : 「そ、そろそろ始まりますよね!ほら私語厳禁ですよ!画面に集中しましょう!」

[メイン] エミール・シンクレア : アンジェラと、ヤミとの間に目線をせわしなく泳がせ
それからヘラジカの方へとそれを移し話を素直に待っている

[メイン] ヘラジカ : 冷や汗を浮かべながら、エミールと目を合わせ、こくりと頷いて。

[メイン] エミール・シンクレア : 「で、ですよね…会社ですもんね」
(↑入社まもなく)

[メイン] エミール・シンクレア : 目線が合った瞬間にそらす。

[メイン] ヘラジカ : 逸らされた……!?

[メイン] エミール・シンクレア : 目が合った。怖い。

[メイン] ヘラジカ : 「隊を任されて初日目、私はもう既に、色々不安だ」

[メイン] ヘラジカ : 「……………。」
しばらく考え込むも。

[メイン] ヘラジカ : 「まぁ、なんとかなるだろう!ハッハッハッハ!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「あ、あはははは…」

[メイン] ヘラジカ : もう考えないことにした。

[メイン] ヤミ : 「……そっ、それでいいんですか……!?」

[メイン] ヤミ : だが、話を聞いていた以上ある程度の技術と力を兼ね備えたオペレーターということは聞いていた。
……となれば、それを纏めあげる彼女の判断に是非を問うのは自分ではない。

[メイン] ヘラジカ : 「まぁ言葉で語らい合うというのは、完全ではないからな!
 こうしてファーストコン……コン、コン……フニャララ……では
 互いにぎこちなくなってしまうのも、当然と言えば当然だ」

[メイン] エミール・シンクレア : 彼女がそう言っているのなら、多分なんとかなるのだろう。
会社勤め自体初めての僕にとやかく言えることではない。

[メイン] エミール・シンクレア : 「ファーストコンタクト…ですよ」(超小声)

[メイン] ヘラジカ : 「それに今回の任務も、簡単なものだ
 初回にして、死線を潜り抜け、などというような任務は受けんからな!」

[メイン] エミール・シンクレア : しまった早速差し出がましい事を言ってしまった。
びくと震えて一歩下がり

[メイン] ヘラジカ : エミールの小声に、獣耳がぴくりと動いて。

[メイン] ヘラジカ : 「…………………ありがとう」(超小声)

[メイン] エミール・シンクレア : 「あわわわわわわなんでもないです」(超小声)

[メイン] ヤミ : エミールの言葉に口をバッテンにしながら。
……知りませんでした。

[メイン] ヘラジカ : 「大丈夫だ大丈夫大丈夫!!!!」(超大声)

[メイン] エミール・シンクレア : 「ひぃっ!?」

[メイン] エミール・シンクレア : 突然の大声にビビる。

[メイン] ヤミ : 「……ともかく。それでは簡単なところからと言うと……最初は私たちの実力を図る所から、ということでしょうか?」

[メイン] ヘラジカ : 「まずい任務説明に中々以降ができないぞ!」

[メイン] アンジェラ : 「声が大きいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」(公害レベルの音量)

[メイン] エミール・シンクレア : 「こ…この…!」

[メイン] ヘラジカ : 「ああ、ヤミと言ったな?まさしくその通りで……どわああああ?!?」

[メイン] エミール・シンクレア : 「話の途中に騒がないでくださいよ……!!」(キレ声)

[メイン] ヘラジカ : 思いっきり体を逸らし上げ、超音量に参ってしまいながらも。

[メイン] ヘラジカ : 「まずいこの隊、まとまりがない」

[メイン] アンジェラ : 「だって皆さん私語禁止って言ったのに…もうムリ…私泣いちゃう…」

[メイン] アンジェラ : ピピー
ブンブンブン

[メイン] エミール・シンクレア : 「あ、す、すいませんでした…」

[メイン] ヘラジカ : 「何この………何????」

[メイン] ヤミ : 「…………」
なんだか人間らしいような、機械のような……
と思いながらも、とりあえず返す言葉もなく。

[メイン] ヘラジカ : 「なんで私にこの隊が預けられたんだ?????」

[メイン] アンジェラ : 「それで…実力測る?ああ、はいそうでしょう確かにそうでした」
見た感じ何も知らなそうである

[メイン] ヘラジカ : 「あ、うん」

[メイン] ヘラジカ : ヘラジカは二度目にして、考えることを諦めた。

[メイン] エミール・シンクレア : 「そ、そうですよね……戦闘とかも行う会社……なんですもんね」

[メイン] アンジェラ : 「というか…いつになったらつくんですかこのポンコツモニター!状況説明してくれってんだよ!!」
昔の機械を扱うようにモニター殴って起動させようとする

[メイン] ヘラジカ : 「ああそうだ、だが今回は少し違う任務となる
 いきなり紛争の中に我々が飛び込んだところで
 ……せいぜい、人の盾になるのが精一杯なところだろう」

[メイン] ヘラジカ : 「え、ちょ、あの、やめて……」

[メイン] アンジェラ : 「だって…このモニターが説明してくれればいい事じゃないですか…」

[メイン] ヘラジカ : 「なんで?どうしたらいいんだ?ん???
 説明できるタイミングが見つからないぞ????」

[メイン] エミール・シンクレア : 目前の言い争いにすでに顔色が悪くなり始めている

[メイン] エミール・シンクレア : 僕は……どうすればいいんだ……

[メイン] ヤミ : 「……そんなに乱暴に扱っているとポンコツになるのはあなたですよ?」
自らの髪の毛を刃物へと変えて、脅すように突きつける。

[メイン] ヤミ : コミュニュケーションとしては最悪も最悪だが、少女はこれが正しいと思ってるようだった。

[メイン] ヘラジカ : 「まずい常識人が一人もいない」

[メイン] アンジェラ : 「……そうですか」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…っ!」
アーツ…こうして目前で見るのは……

[メイン] アンジェラ : 「貴方もwin98が入ってる私の事を馬鹿にするんですね…」

[メイン] ヘラジカ : 「まぁ落ち着け、どうどうどう」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…ひとまず、話を……聞いたら……いいんじゃないでしょうか?ですよね?」
後半の方はヘラジカに助けを求めるような消え入る声で

[メイン] ヘラジカ : ヤミとアンジェラの間に割って入りながら。

[メイン] ヘラジカ : そして、エミールに頷く。

[メイン] アンジェラ : 「うう…」ぐすん

[メイン] ヤミ : 「…………」
馬鹿にした訳では……と言おうとしたが、さらに脱線する気配があったので髪の毛を元に戻す。

[メイン] ヘラジカ : 「まぁお前らにはそれなりの能力を認められ
 このロドスのオペレーターとして席を持っているわけだ」

[メイン] ヘラジカ : 「なんで、まぁ、つまりだ、お前らは優れている
 そしてそれを纏めきれていないのは、私のせいでいい
 だから、その矛先は私に向けるべきだ」

[メイン] ヘラジカ : ヤミにそう諭した後。
改めて、コホン、と咳払いをし。

[メイン] ヤミ : ヘラジカの言葉に流石に罪悪感があったのか。
……すみません。と、二人に頭を下げたあと、ヘラジカへと顔を向ける。

[メイン] エミール・シンクレア : 「うぅ……」眼の前の人を謝らせてしまっている事に申し訳無さを感じてますます縮こまり顔色が悪くなる

[メイン] ヘラジカ : ……まぁ、今回の任務は、隊長に任される上での、なんだ……
器とか、なんかそういうのを……伸ばすための、アレを……してるんだろう。

[メイン] ヘラジカ : うん…………。

[メイン] ヘラジカ : 「天災、研究、調査、洞窟、以上」
単語だけ並べた。考えることを半ば投げ捨ててる。

[メイン] アンジェラ : 「なるほど…」

[メイン] アンジェラ : カリカリカリ…

[メイン] アンジェラ : 「穴に入れと、そういう事ですね」

[メイン] ヘラジカ : 「うん」

[メイン] エミール・シンクレア : 「天災の研究の一環として洞窟の調査に行けばいいってことですか!?」

[メイン] ヘラジカ : もう嫌な予感しかしないけど、うんと答えてしまった。

[メイン] ヘラジカ : 「うわ理解が早いな少年!?」

[メイン] アンジェラ : 「やはりそういう事ですか…」

[メイン] ヘラジカ : 自分で超不適切な説明をしておきながら、少年の状況把握能力に脱帽する。

[メイン] エミール・シンクレア : 「天災の研究ってことは…居るんですよね?やっぱり…その、」

[メイン] アンジェラ : 「いるでしょうね…なんか、敵が…」

[メイン] ヘラジカ : エミールの肩に、ポン、と手を乗せ、にこりと笑い。

[メイン] エミール・シンクレア : 「原石病に感染した原生生物…とか…」

[メイン] ヤミ : 天災とは、この世界に起きる大規模な竜巻。
原石が生まれ、この地に降り注ぐ要因でもあるため……これが近づけば都市は移動するのが決まりとなっている。

[メイン] エミール・シンクレア : 「わっ」

[メイン] アンジェラ : 「そうそれですそれ」

[メイン] ヘラジカ : 「案ずることはないさ、今回はただの調査
 敵勢力の確認は、今のところはない
 それに、ああ、原生生物に関しても未だ報告は無い」

[メイン] ヘラジカ : 「しかし驚いたな、入社したばかりだというのに
 そこまで知っているとは………
 ……君の方が隊長、向いているのではないか?」

[メイン] ヘラジカ : 「今回は、我々が隊として行動できるかどうかの
 軽いテストのようなものだ、だから肩の力は落とすといいさ
 ハッハッハッハ!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「や!えっと、その……聞きかじりというかなんというか……別に隊長の座を狙おうとなんかは……はい!すいません……!」

[メイン] ヤミ : 「……ですが、"もしも"は起こりえます。
 原石の専門家もいないことは……私たちは彼らの道を安全に保証するための、先鋒隊ですか?」

[メイン] ヘラジカ : 続けるヤミの言葉に、こくりと頷く。

[メイン] ヘラジカ : 「……そうだな、"異常事態"がもしも我々の目に映るならば
 相応の対処はせねばならないだろう」

[メイン] エミール・シンクレア : 「……!」

[メイン] アンジェラ : 「ええそうでしょう、その異常事態に対処しなければ…」

[メイン] ヘラジカ : 「だが今回の任務は、比較的簡易なもののはずだ……
 ……いや、簡易であるからこそ、油断はせんように、ということか
 うむ、良い心構えだ、オペレーター・ヤミ」

[メイン] エミール・シンクレア : ヘラジカの言葉に反応し、手のひらをぎゅっと握る。
……そうだ、僕はこうしてここで……

[メイン] ヤミ : 「…………!? ……あ、ありがとうございます」

[メイン] エミール・シンクレア : やるべきことを……

[メイン] ヤミ : 予想外に褒められたことで顔を少し赤くし、それを隠すようにぷいっとあらぬ方向を向きながらも。

[メイン] ヘラジカ : ……ふむ。
なるほど、面構えが変わったな?

[メイン] ヘラジカ : それぞれの顔を、順々に見渡しながら、にやりと笑い。

[メイン] エミール・シンクレア : まだまだ未熟さと不安定さが拭えないものの、先程よりはマシになった顔で

[メイン] ヘラジカ : 「……前線オペレーターとして志願する者達ならば、そうではなくてはな」
踵を返し、雄々しい背を向けながら。

[メイン] アンジェラ : 「所でその…鉱石病?でしたっけ?」

[メイン] ヤミ : 「……! …………」
その方向ではシンクレアの顔つきが臆病だったのに対して、鋭さを増していた。
こちらも、顔にやる気を戻しながらも。

[メイン] アンジェラ : 「今一度確認しませんか?ああいえ知らないわけではないですよ勿論そりゃ…」

[メイン] ヘラジカ : 「え?あ、え?あ、ああ ん? ああ、そうだな  ん?ああ」

[メイン] アンジェラ : 「ほ、ほら皆で今一度知ってる事知らないことを共有すべきかと…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「あ、えっと……源石という物質に接触することで感染する病気、ですよね?」

[メイン] ヘラジカ : 「………まぁ、これだ」

[メイン] アンジェラ : 「へ~…ああ、そうですねそうです」

[メイン] エミール・シンクレア : 「徐々に体が源石に犯されていって、最終的には自分も原石の塊になって………」

[メイン] ヘラジカ : 腕を捲り上げると─────。

[メイン] ヘラジカ : そこには、歪な形をした黒の鉱石が、まるで腕から生えているように。

[メイン] エミール・シンクレア : 「…っ……」
死に至る。しかもそれ自体が新たな感染源になって、とは言い出せなかった。

[メイン] ヤミ : 「────……!」

[メイン] エミール・シンクレア : 目の前に、その病に犯されている本人が居るというのにどうしてそんな無神経なことが言えるだろう?

[メイン] アンジェラ : 「えっ…なにそれ…」
素でそんな事を言った

[メイン] エミール・シンクレア : だから僕は黙るしかなかった。

[メイン] ヘラジカ : 「構わないさ、少年 説明、ありがとう」
にこりと微笑み。

[メイン] アンジェラ : 「……あっ」

[メイン] ヘラジカ : 「私は、言葉を使った説明は不得意だからな!ハッハッハ!」
豪快に笑いながら。

[メイン] アンジェラ : 「い、いや、し…深刻ですね…」

[メイン] ヤミ : 「…………」
押し黙るように、目を向けて。

[メイン] エミール・シンクレア : 「……………」

[メイン] ヤミ : 感染者になった際、体内に含まれる鉱石は基本的に血液に留まる。つまり、それが体外まで侵食しているということは……アンジェラの言う通り、深刻……という意味だ。

[メイン] ヘラジカ : 「まぁ、いずれなんとかなるさ、そのために我々は」

[メイン] ヘラジカ : 「戦っている」

[メイン] ヘラジカ : ヘラジカは少なくとも、そう信じている。

[メイン] ヘラジカ : そして歪なソレを隠すように、裾を戻しながら。

[メイン] ヘラジカ : 「では地質調査へと向かう、準備はいいか?」

[メイン] エミール・シンクレア : 「っ…はい!」

[メイン] アンジェラ : 「そう…そうですね、治療法とかを確立したりするためにも戦いを…って事ですもんね」

[メイン] アンジェラ : 「ええ、いきましょう」

[メイン] エミール・シンクレア : 少なくとも、ロドスというのはそういう事を目的とした会社だ……恐らくは。
真実がどうあれ、僕は。ここで。

[メイン] ヤミ : 今回の調査も、誤って感染者になる人々を防ぐ……という意味もある。邪な人間に活用されないためにも。

[メイン] ヤミ : 「……わかりました」

[メイン] エミール・シンクレア : アイツを……あの■■■■に□を-$#^$^#^#-$#^

[メイン] ヤミ : 少し突起のあるような。
自らの腕をぎゅっと、握りながらも。

[メイン] エミール・シンクレア : 手元のハルバードの柄を強く握りしめ、手に跡を残しながらも

[メイン] アンジェラ : 「では行きま…」

[メイン] アンジェラ : ……

[メイン] アンジェラ : え………?

[メイン] アンジェラ : あれなんのモニターだったの………

[メイン] アンジェラ : ………

[メイン] アンジェラ : ピピィーーーーガガーーーーー
ブンブンブン……

[メイン] アンジェラ :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 【情報項目】
・指定洞窟内部の造り
・指定洞窟内部の鉱石数値
・指定洞窟周辺の生態系

[メイン] GM : それぞれ好きな技能で、好きな演出で、好きな場所で

[メイン] GM :  

[メイン] アンジェラ : 指定洞窟周辺の生態系を…調査!
科学でいける?

[メイン] GM : 可能

[メイン] アンジェラ : じゃあやりますか…所でダイスの判定はどのように?

[メイン] GM : 探索判定の場合は、1D100<=技能値となる
クトゥと一緒
そして留意ポイントとしては、1~10がクリティカル、91~100がファンブルだ

[メイン] アンジェラ : なるほど…クリファンが大きいのか

[メイン] アンジェラ : B100<=90 科学

[メイン] アンジェラ : 🌈

[メイン] GM : 🌈

[メイン] アンジェラ : 100<=90

[メイン] アンジェラ : ???????

[メイン] アンジェラ : あっ!ダイスになってない!

[メイン] GM : ????????

[メイン] アンジェラ : 1D100<=90 (1D100<=90) > 43 > 成功

[メイン] GM : よくやった!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・指定洞窟周辺の生態系
洞窟周辺は自然豊かな地となっており
数年前までは、様々な生物を見かける密林であった。
しかし最近は、その数がどんどん減ってきている。
生態系のバランスが崩壊しているように感じるだろう。

[メイン] GM :  

[メイン] アンジェラ : 「ふむなるほどなるほど…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「あ、えと…どうでした?」
髪の綺麗な人がなにやら調べ終えたらしい事に感づいて

[メイン] アンジェラ : 「生態系壊れてるみたいですねこれは…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「生態系の異常……」

[メイン] アンジェラ : 「これは鉱石病のアレなのかもしれません…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「原生生物が感染して他の生き物をどんどん追いやってるってことですか…!?」

[メイン] アンジェラ : 「え?ああ、うんそう…」

[メイン] アンジェラ : 「感染するのよね?いやまあ知ってたけど勿論…」

[メイン] エミール・シンクレア : それが事実だとすれば。…当初の推測よりも現地の状態は危ういのではないだろうか?
嫌な予感がする…

[メイン] アンジェラ : え?感染するの?それってマズくない…?

[メイン] エミール・シンクレア : 僕は背筋を這い寄る、覚えのある不快な感触に顔を顰める。

[メイン] エミール・シンクレア : ……大丈夫だ、まだ、ただの地質調査のはずだ……。

[メイン] エミール・シンクレア :

[メイン] エミール・シンクレア : 指定洞窟内部の鉱石数値を…調査します。
指定技能は「直感」

[メイン] GM : いいよ

[メイン] エミール・シンクレア : 1d100<=90 (1D100<=90) > 59 > 成功

[メイン] GM : よくやった!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・指定洞窟内部の鉱石数値
周囲の時点では、平常値であった。特に問題は無い。
しかし、奥に進めば進むほど、徐々にその数値は危険域に届いていく。
この値が一定値へ到達すると、エネルギーがビッグバンのように爆裂し
状況によっては、「天災」と繋がる。
─────今回、調査として任された洞窟も、その危険性を孕んでいるようだ。

侵食度+1

[メイン] GM :  

[メイン] ヤミ : では……《直感》にて
・指定洞窟内部の造り
を調査します

[メイン] ヤミ : 1d100<=80 直感  (1D100<=80) > 29 > 成功

[メイン] GM : よくやった!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・指定洞窟内部の造り
地下へと繋がっていく構造となっていた。
また、道は険しくうねり曲がっている。小動物ですら通るのは厳しいだろう。
そして、人が立ち入ることができる区域では、湿っぽさも感じる。
熱気も感じる。洞窟とは本来、冷えた場所であるにも関わらずだ。

侵食度+1

[メイン] GM :  

[メイン] system : [ ヤミ ] 侵食度 : 21 → 22

[メイン] ヤミ :

[メイン] ヤミ : ヤミは自らの髪を操り、内部へと這わしていく。
アーツ。自らの体を媒介としてまるで魔法のような力を起こせる力。
それにより、ヤミは人間には感じ取れない微細な変化を読み取ることに長けていた。

[メイン] ヤミ : 「……暑い……」

[メイン] ヤミ : 壁に手を触れ、じっと見やる。
微細というには異常な変化。普通の洞窟調査とタカを括るには十分におかしくはあった……が。

[メイン] ヤミ : 「……とはいえ、データが足りませんね」
これはあくまで感覚的なもの。異常さをはっきりと表すような証が欲しい。

[メイン] アンジェラ : 「……」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…あ、えと!ヤミさん……今、戻りました」

[メイン] アンジェラ : ガガ…ガ―

[メイン] アンジェラ : 「お…おかえり…」

[メイン] エミール・シンクレア : 鉱石数値の検査道具を持ち、相変わらずおどおどとしながら帰還するシンクレア。
その顔色は青ざめており、暑さのせいだけではない汗に濡れている

[メイン] ヤミ : 「……お帰りなさい。……おや?」

[メイン] ヤミ : シンクレアの顔が、先程別れた時よりもとても青くなっていることに気づく。
人の仔細な表情の変化。ロドスに来るまで、暗殺者として培ってしまったスキルのひとつ。

[メイン] エミール・シンクレア : 「数値の検査が終わったんですけど……その……」
ぶるぶると震え……しかしそれでも、意を決するように。

[メイン] ヤミ : 「何か……ありましたか?」

[メイン] ヤミ : 顔つきを真剣に、まっすぐ見遣りながら。

[メイン] エミール・シンクレア : 「奥に行けば行くほど、数値がどんどん高くなって……」

[メイン] エミール・シンクレア : 「習いました。この数値、これって”危険域”…ですよね?
場合によっては天災にも繋がりかねない…」

[メイン] エミール・シンクレア : 道具をヤミの方に向けつつ。液晶画面くらいあるだろう多分

[メイン] ヤミ : 「……これは……」

[メイン] アンジェラ : 「危険域…?」

[メイン] ヤミ : 「……はい。私が感じたものと一致しています
 この洞窟の奥には……熱を発する、何かが存在していると
 そして……その正体が原石、ですか」

[メイン] エミール・シンクレア : 「天災っていうのは……原石を媒介に発生するんです。嵐だったり地震だったり、形はいろいろありますけど…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「原石数値がこの値まで達してるってことは、もしかしたら…」

[メイン] アンジェラ : 「い…いや勿論知ってるわよ?知って…」

[メイン] ヤミ : 「通りで……ですが、よく気づきましたね」
賞賛の含みが混じった声を漏らしながらも。

[メイン] アンジェラ : 「………」

[メイン] エミール・シンクレア : 「………」

[メイン] エミール・シンクレア : 「数値が高いだけじゃないんです。さっきからずっと…嫌な予感がするんですよ」

[メイン] アンジェラ : 「……しょうがないじゃない」

[メイン] ヘラジカ : ─────こつ、こつ、こつ、こつ。
足音が、後方から響く。
その音は、洞窟内に反響して。

[メイン] エミール・シンクレア : 「何もかもぶっ壊れてしまった時のような…背中をぞわぞわと這い寄る、気持ちの悪い感触。」

[メイン] ヘラジカ : 両剣を肩に乗せながら、一同を目やって。

[メイン] エミール・シンクレア : 「あ、いえ、その、ただの直感なんですけど…」

[メイン] ヘラジカ : 「エミール、それは正しい」

[メイン] エミール・シンクレア : 「……っ……!」

[メイン] ヤミ : 「………………!」

[メイン] ヘラジカ : 「3人とも、情報収集お見事だ、想像以上の成果だ」

[メイン] ヤミ : シンクレアの言葉に、自らもそれを実感するように気持ちの悪い感覚を覚えながらも。

[メイン] ヘラジカ : 「この時点で、この隊としての成果は十分だろう」

[メイン] ヘラジカ : 「─────帰還だ」

[メイン] エミール・シンクレア : 「帰還…ですか?」

[メイン] ヘラジカ : 「ああ」

[メイン] ヤミ : 「……なっ!?」

[メイン] ヘラジカ : 「……この先は、この隊で成せる行動域を遥かに超えている
 既に連絡は取った、このまま帰還してくれて構わない」

[メイン] アンジェラ : 「帰還……」

[メイン] エミール・シンクレア : まだ奥に何か、残しておきながら…それとも、この件はもう他の部隊が担当するのだろうか。
僕に判断できることではない。彼女は少なくとも僕より遥かにオペレーターとして活動してきたのだから…

[メイン] ヘラジカ : 「今回の任務は………簡易なものでは、無かったようでな」
困ったように笑いながら。

[メイン] ヤミ : 驚いたように、その瞳が大きく開きつつ。

[メイン] ヤミ : 「……私たちでは力不足……そういうこと、でしょうか?」

[メイン] エミール・シンクレア : 目を不安げに泳がせ、顔をより一層青ざめさせながら。

[メイン] ヘラジカ : ヤミの言葉に、フッ、と柔らかな笑みを浮かべて。

[メイン] ヘラジカ : 「……違うさ、逆さ」

[メイン] ヘラジカ : 「エミール、ヤミ、アンジェラ
 お前達3人は、"ファーストコンタクト"で私が抱いた評価よりも
 遥かに優れた結果を今この場に残し、そしてそれだけじゃない
 "隊"として、チームとしての行動も、即席ながら出来ている」

[メイン] ヘラジカ : 「私は、大きく評価をしている」

[メイン] ヘラジカ : 「だからこそ……だ ……今回は、予測がつかない
 こんな任務で失われていい命ではない」

[メイン] ヘラジカ : 「……お前達には、もっと輝くべき場所があるだろう?」
くすり、と笑いながら。

[メイン] ヘラジカ : 「こんな、辛気臭い場所で命を使い果たす必要は……無いさ」
3人の顔を、順々に見やって。

[メイン] エミール・シンクレア : 「……」
自分にやれることをやっていただけで、まだまだ拙いものだろうと思っていたが。
彼女は僕と、そして僕らのことを…評価してくれていたらしい。

[メイン] ヘラジカ : 「というわけで、この先の仕事は、私一人で引き受けるよ」

[メイン] ヘラジカ : 両剣を担いで、ニッ、と笑う。

[メイン] ヤミ : 「……なる、ほど」
褒められた……ということなのでしょうか。
けれど、私は……

[メイン] エミール・シンクレア : ああ、でも………

[メイン] ヤミ : 「……なっ、待ってください!
 それでは、あなた一人で調査に行くつもりですか!?」

[メイン] エミール・シンクレア : 「一人だけで……引き受ける、って、そんな…駄目です…そんな…!」

[メイン] ヘラジカ : 「………ん、まぁな……」

[メイン] アンジェラ : 「………」

[メイン] ヘラジカ : 「少なくとも引継ぎが来るまでは、"深層"まで向かわないとな」

[メイン] エミール・シンクレア : まだ未熟で、満足な判断もできやしない僕ごときがそんな事を言っていいのだろうか?
そう思っているのに、無神経な口は止まってはくれない。

[メイン] ヘラジカ : そして、両剣の先で、小動物も通れないような穴を突き。

[メイン] ヘラジカ : 「"感染者"の使いどころとしては、適しているだろう?」
ハハハッ、と笑う。

[メイン] エミール・シンクレア : 「駄目です…せめて引き継ぎを待って、他の、もっと熟練のオペレーターが来るまで待たないと…!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「一人だけなんて、そんなの…!」

[メイン] ヤミ : 彼女は、こんな統率のない隊でも指揮を執るほどに……責任感が強く、皆をまとめあげる力がある。
だから、でも……

[メイン] ヤミ : シンクレアに頷く。

[メイン] アンジェラ : 「ううっ……!」

[メイン] ヤミ : 「……ずるいです。私たちには引けというのに、あなた一人は進もうとする」

[メイン] アンジェラ : 「うわああああああああ!!!!!」
全速力で

[メイン] アンジェラ : ”深層”の方に逃げる

[メイン] エミール・シンクレア : 「ア…アンジェラさん!?」

[メイン] ヤミ : 「えっ……!?」

[メイン] ヘラジカ : ─────熟練オペレーター。
それは、他の誰でも無い。

[メイン] ヘラジカ : ここにいる。

[メイン] ヘラジカ : 「おっと、どこへ行くんだ?」

[メイン] ヘラジカ : 行先に─────雄々しく立つ女が、いた。

[メイン] ヘラジカ : 柔らかな声、緩んだ頬、されど─────。

[メイン] ヘラジカ : 目は、笑ってはいなかった。

[メイン] アンジェラ : 「……適当な事ばっか言わないで下さいよ」

[メイン] アンジェラ : 「私達3人が、私が!優秀だって!?」

[メイン] アンジェラ : 「そんな同情しないで下さいよ!惨めになってきますよ!」

[メイン] ヘラジカ : 「同情なんかじゃない」

[メイン] アンジェラ : 「同情でしょう!だって……」

[メイン] アンジェラ : 「私!記憶喪失なんですよ!!」

[メイン] アンジェラ : 「何も知らない!何の経験も無い!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「………!?」

[メイン] エミール・シンクレア : 通りで……通りで……!?

[メイン] アンジェラ : 「なのに優秀だとかなんとか言ってはぐらかさないでください!」

[メイン] ヘラジカ : アンジェラの肩に手を置いて。

[メイン] ヤミ : それは……つまり。
よく物忘れしていたように見えたのは……記憶を無くしていた……から?

[メイン] エミール・シンクレア : 「まさか、そんな…」

[メイン] ヘラジカ : 「……憤る気持ちは、分かるさ、自分自身がそこにいない
 いるのに、いない、存在が不確かになること
 そういった状況はな ………不安になる、誰しもがな」

[メイン] エミール・シンクレア : 「だったら……だったらどうして言わなかったんですか?不安じゃなかったんですか?何もわからないのにこうして……」

[メイン] アンジェラ : 「言うわけないでしょう!」

[メイン] ヘラジカ : エミールの方へ目を向けつつ。アンジェラの言葉の続きを待つ。

[メイン] アンジェラ : 「私はそういうキャラだったはずです!あやふやだけど確かそんなはずだった!!」

[メイン] アンジェラ : 「なんでも知ってるスーパーコンピューターでしょう!?言えるわけがない!!」

[メイン] ヘラジカ : はぁ……と、息を漏らし。

[メイン] ヘラジカ : 「………だったらよ」

[メイン] エミール・シンクレア : 「だからって……そんな……」

[メイン] ヘラジカ : 「─────自分の身を大事にしとけって」
ニッ、と笑い、そしてアンジェラの体を突き飛ばした。

[メイン] ヘラジカ : 「答えがお前を待ってんだろ?」

[メイン] ヘラジカ : 「スーパーコンピューターなんだろ?じゃあ、猶更じゃねぇの」

[メイン] アンジェラ : 「なっ…!?」

[メイン] ヤミ : 「…………!」
ヘラジカの言葉に、身を強ばらせつつも。

[メイン] ヘラジカ : 「ま、少なくとも私は、お前さんの優秀さは知ってっからよ」
にやりと笑い、そしてアンジェラがしっかり調査した情報を端末で示し。

[メイン] ヘラジカ : 「卑下することは、な~んにもねぇ いつかお前自身が見つかる時が来る」

[メイン] エミール・シンクレア : 「自分の身を……大事に……」
譫言のように、オウム返しで。
眼の前の人を止める言葉も見つけられずに。

[メイン] ヘラジカ : 「可能性に随分と満ちてるじゃねぇの、羨ましい限りだ、ハッハッハ!」

[メイン] ヘラジカ : 「ま、だが私は、感染者なもんでな、まぁ、最初にさ
 私は、"ああ"言ったがよ」

[メイン] ヘラジカ : 踵を返して。

[メイン] ヘラジカ :  

[メイン] ヘラジカ : 「─────治療法なんて、見つかりっこ、ねぇしな」

[メイン] ヘラジカ :  

[メイン] ヘラジカ : そう告げ。

[メイン] ヘラジカ : 「……いつくたばるか分からねぇような命を使い切る場所ってのは
 まぁ、限られてるんだわな ……自分自身が納得するような死
 そいつを私は、探し続けてるってのは、あるかもだしな」

[メイン] ヤミ : 「でも……それならあなたは……ロドスに入らなくていい」

[メイン] ヤミ : ひゅっ、と髪をヘラジカへと向けて。

[メイン] ヘラジカ : 「………………」

[メイン] ヤミ : 「命を誰かのために使いたい……その気持ちがあるから、あなたはここにいる。……私と同じように」

[メイン] ヤミ : じっと見つめたまま、服をめくりあげる。

[メイン] ヤミ : ぺろんとめくり、お腹を見せたそこには。

[メイン] ヤミ : 黒黒しい原石。

[メイン] ヘラジカ : ちらりと目を向けるも、痛ましく、目を背け。

[メイン] エミール・シンクレア : 「……っ…………」

[メイン] ヤミ : 「……私は……ロドスに感謝しています。この命は、助けるため……でもなく、殺すために使われるはずでしたから」

[メイン] エミール・シンクレア : 髪を変化させるアーツ。
それを見た時から、この人も恐らくはそうだと分かってはいた。

[メイン] ヤミ : 「……そのためには、私もあなたを助けさせてください……!」

[メイン] エミール・シンクレア : 源石を組み込んだ道具を使うことで、アーツ自体は誰にでも行使できるとしても。
彼女がそれを持っている様子はなかったし……

[メイン] ヤミ : 髪を伸ばして、ヘラジカの手を無理やり引っ張るように。

[メイン] ヘラジカ : 「…………うぉっ……!?」

[メイン] ヤミ : 「……あなたも、そうでしょう……!?」

[メイン] エミール・シンクレア : 最初の頃に感じた、どこか他人を寄せ付けない様子も。
"そう"だったなら頷ける話だ。

[メイン] ヤミ : そして、シンクレアに目を向けて。

[メイン] ヤミ : 「あなたが今も、怯えながらもその武器を握っているのは……それ相応の覚悟を持っているから」

[メイン] エミール・シンクレア : 「そんな……覚悟なんて、僕には……」

[メイン] エミール・シンクレア : 「そんなものがあったなら……あの時……」

[メイン] ヤミ : シンクレアの見せた戸惑いに、目を向けて。

[メイン] エミール・シンクレア : ……僕はどうすれば良かったんだ。どうすれば良いんだ。
あの時も、今も、何もできないままなんだ。

[メイン] エミール・シンクレア : ───僕が何かしようとするより前に、全部ぶっ壊れてしまったんだ。

[メイン] エミール・シンクレア : 感染したお父さんとお母さんが、あいつらに串刺しにされて生きたまま焼かれたときだって……

[メイン] ヘラジカ : 痛ましい表情を浮かべる少年を見て。

[メイン] ヘラジカ : 「…………逃げることは、恥ずかしいことじゃないぞ」

[メイン] ヘラジカ : にこりと、笑ってみせる。

[メイン] エミール・シンクレア : 震え、顔を青ざめさせながら僕はくずおれる。
これ以上前を向く勇気も持てないと言いたげに。

[メイン] ヘラジカ : 「いいんだ、笑われたっていいじゃないか
 エミール、お前には守りたい何かがあるんだろう?」

[メイン] ヘラジカ : 「なら、ここじゃないさ、死に場所は」

[メイン] ヤミ : シンクレアが口を開いたまま、そこから言葉は発されることはなく。彼の体験したことは……私の想像以上に、辛いことがあったのだろう。

[メイン] エミール・シンクレア : 「………!」
その言葉は、あぁ、きっと僕にとっては甘い救いになる言葉で…

[メイン] ヘラジカ : 「……隊長命令だ、アンジェラ、エミールを連れて撤退だ」

[メイン] ヘラジカ : 「……ヤミ」

[メイン] ヘラジカ : 「着いて来い」

[メイン] ヤミ : 「……っ!…………わかり……ました」

[メイン] アンジェラ : 「私は…私は…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「う、ぁ、あああ……!」
だから僕は涙を流して、ここに蹲ることしかできなかった。

[メイン] アンジェラ : うなだれている

[メイン] ヘラジカ : 「………アンジェラッ!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 帰ることも、前へ進むこともできない。
どちらに向かうこともない中途半端な狭間の中で。

[メイン] ヤミ : シンクレア、アンジェラ、そしてヘラジカ。
三人の顔を迷うように顔を向けながらも、言葉に答えて。

[メイン] ヤミ : 「……私が……感染者でもないお二人に、何かを言えるとは……思えませんが」

[メイン] ヤミ : 「…………少なくとも、今までいた時間は……
 ……悪いものでは、ありませんでした」

[メイン] ヤミ : それだけ答えて、きっ、とヘラジカへと目を向ける。

[メイン] ヘラジカ : 目線を合わせ、頷き。

[メイン] ヘラジカ : 「……ま、危なくなったら、ヤミも撤退だからな?」

[メイン] ヘラジカ : そして、両剣を構え。

[メイン] ヘラジカ : 「─────"穴"を作るッ!!瓦礫をアーツで全部切断しろ!!
 できる限り崩落しないように力加減はするが……完全とは、いかん!!」

[メイン] ヘラジカ : ズゴォオオオオオオオッッッ!!!!
激しい一閃が放たれる。硬く、頑丈な岩盤へと。
それは、アーツによるものではなく、ヘラジカの地の力。

[メイン] ヘラジカ : ……もちろん、感染者となり、原石の力が
身に宿り、ある程度のブーストは掛かっているだろう。
しかしそれをヘラジカは嫌う。

[メイン] ヘラジカ : ─────己の武のみで戦い続ける。それを、誇りとする。

[メイン] ヤミ : 「────っ!?」

[メイン] ヤミ : これだけの力を……アーツ無しで……!?
アーツを使っても小手先の変化しかできない私と……全然違う……!

[メイン] ヤミ : これが……ロドスの正式なオペレーターの力……

[メイン] ヘラジカ : 「─────続け!ヤミッ!!」

[メイン] ヘラジカ : 怒号が、洞窟内で響き。

[メイン] ヤミ : 「……はいっ!!!」

[メイン] ヤミ : ひゅっ、と髪で自らを支えて落ちていく。
────二人の視界から、ヤミとヘラジカは消えていく。

[メイン] ヘラジカ : 否が応でも、体は原石に反応する。
黒の瞳が、朱に帯びていく。
暗闇の中、赤の光を放ちながら。

[メイン] エミール・シンクレア : ………何も出来ないまま、皆の姿が消えていく。

[メイン] エミール・シンクレア : 僕は、また、蹲って、何も出来ないままで……
あぁ、背筋を這い寄る嫌な感触が、あの日に感じたおぞましい記憶が……僕に囁く。

[メイン] エミール・シンクレア : …きっと、駄目だ。
あの2人でも……この先は……

[メイン] エミール・シンクレア : 僕が何かしようとするより前に、全て終わってしまったあの日のように!
あらゆるしがらみから逃げ出すことしか出来なかったあの日のように……!

[メイン] エミール・シンクレア : 「…う……うぅ……く……!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「また……何もできなかった……僕は……!」

[メイン] エミール・シンクレア : ヤミさんは、最初こそ少し怖いところもあったけど……少なくとも僕の事を思いやってくれる、いい人だった。
感染者だろうと、関係なく。

[メイン] エミール・シンクレア : ヘラジカさんも、時に厳しい言葉をかけながらも、僕を見捨てることはなく……
あんな事を、言って、逃げることを恥じるなとまで……

[メイン] エミール・シンクレア : なのに、何も出来ないまま……

[メイン] エミール・シンクレア : 何も……

[メイン] エミール・シンクレア : …………違う………

[メイン] エミール・シンクレア : 「……まだ……」

[メイン] エミール・シンクレア : 歯をかたかた、がちがちと震わせながら。
僕は、ハルバードの柄を杖のような支えとして……

[メイン] エミール・シンクレア : 立ち上がる。

[メイン] エミール・シンクレア : 何もできなかった。
僕が何かしようとするより前に、全部ぶっ壊れてしまった。

でも。

[メイン] エミール・シンクレア : ……まだ、今は、手遅れじゃない。
まだ終わってない。

[メイン] エミール・シンクレア : なら、僕にできるのは……。

[メイン] エミール・シンクレア : 「……アンジェラさん」

[メイン] エミール・シンクレア : 「……僕は……行きます」

[メイン] エミール・シンクレア : 「自分を大事にするように……」

[メイン] エミール・シンクレア : 「───僕の事を大事に思ってくれた、2人を守りたいから」

[メイン] アンジェラ : 「………私は…私は…」

[メイン] アンジェラ : 何故、動けずにいる?

[メイン] アンジェラ : 何故、どっちにもいかずにここに…

[メイン] アンジェラ : ……

[メイン] アンジェラ : カリ、カリ

[メイン] アンジェラ : 0% ■□□□□□□□ 100%

[メイン] アンジェラ : 考えろ

[メイン] アンジェラ : カリカリカリカリカリカリ

[メイン] アンジェラ : 0% ■■■□□□□□ 100% 

[メイン] アンジェラ : 考えろ

[メイン] アンジェラ : カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
0% ■■■■■□□□ 100%
カリカリカリカリカリカリ

[メイン] アンジェラ : 今、本当に

[メイン] アンジェラ : カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

[メイン] アンジェラ : したい事を考えろ!!

[メイン] アンジェラ :  

[メイン] アンジェラ : ッターン!
0% ■■■■■■■■ 100%

[メイン] アンジェラ : 「……私は」

[メイン] アンジェラ : そのままその足で

[メイン] アンジェラ : 先に進むように、歩を進める

[メイン] エミール・シンクレア : 震える足で、一歩ずつ、歩みを進め
彼女たちが落ちていった穴を、僕も飛び降りる。

[メイン] ヘラジカ :  

[メイン] ヘラジカ :  

[メイン] ヘラジカ :  

[メイン] ヘラジカ : ─────そして、視点は変わり。

[メイン] ヘラジカ : にやりと笑う口角。

[メイン] ヘラジカ : ヘラジカの顔が映し出され、そして冷や汗が浮かぶ。

[メイン] ヘラジカ : 「………なるほどな、この異常現象の原因はよぉ、ヤミ」

[メイン] ヘラジカ :
     ・・・・
「─────コイツらかッ!」

[メイン] ヘラジカ : 既にヘラジカは、臨戦態勢であった。
暗闇の中、朱を帯びる瞳は、周囲へ注意を払う。

[メイン] ヤミ : 「────ええ……
 まさかここまで大量にいるとは……ッ!」

[メイン] ヤミ : 目の前に存在するのは、オリジムシ。
感染生物であり、普段なら足蹴にもされる生物ではあるのだが。

[メイン] ヤミ : 量が……多い。

[メイン] ヘラジカ : それだけでは無かった。爆発的に集まったオリジムシの群は
原石の影響を受け、高いエネルギーを保有していた。

[メイン] ヤミ : 既にヤミは、自らを武器としている。
そしてヘラジカの傍に立っているが。

[メイン] ヘラジカ : 活性化していた。つまりそれは、獰猛さも増やしていることを現し。

[メイン] ヘラジカ : 「一気に片づけるッッ!!!フンッッ!!!!」

[メイン] ヘラジカ : 一閃。

[メイン] ヘラジカ : 禍々しい刃をした両剣により、オリジムシの群は一気に消し飛ばされる。
……が、当然のように、次から次へと湧き出る。

[メイン] ヘラジカ : 「………チィッ!!!そっちはどうだッ!!!」

[メイン] ヘラジカ : ヤミに背を預けながら、叫び。

[メイン] ヤミ : 「切っても切っても……そこらじゅうから……ッ!」

[メイン] ヤミ : ヒュン!ヒュンッ!と、辺りを切り裂いていく。

[メイン] ヤミ : 特殊オペレーターとして認められたヤミは、隠密からの奇襲戦法を得意としていた。
継続戦に強い訳でも無く、目に見えてヘラジカよりも倒している数は少ない。

[メイン] ヤミ : 「……まずい、かも……しれません……!」

[メイン] ヤミ : ヤミのポーカーフェイスに、たらりと汗が落ちる。

[メイン] ヘラジカ : 「御意ッ!!そっちの援護に行くッッ………ぐッ!!!」

[メイン] ヘラジカ : オリジムシの群の一撃を受け、鮮血を撒きながらも
腕で払い、なんとか体勢を戻すも。

[メイン] ヘラジカ : 「クソッタレェ………!!!間に合わ………!!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「っ、ぁあああああ!!!!」
叫び声とともに落ちてくる、一つめの影

[メイン] ヘラジカ : 「!?」

[メイン] ヤミ : 「────っ……!」
オリジムシが、ヤミの体に触れようとしたその時────

[メイン] アンジェラ : 「おおおおおおおおおおおおおおお!!」
どっかから拾った重機で突っ込んで来る

[メイン] ヤミ : 「……!?」

[メイン] エミール・シンクレア : それはハルバードをぶん回し、ヤミに飛びかかろうとしていたオリジムシの脳天をフッ飛ばして

[メイン] ヘラジカ : 「な、なんだぁああッ……!?!?って、お、お前らッ……!?!」

[メイン] ヤミ : 「シンクレアさん……アンジェラさん!?」

[メイン] ヤミ : それは、今頃帰還しているはずの仲間たち。

[メイン] エミール・シンクレア : 「覚悟なんて……そんなものは、僕にはないとしても……」

[メイン] エミール・シンクレア : 「自分を大事にすることが、一番だとしても……!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「僕を大事に思ってくれた皆を守りたいと思うことは……間違ってない……ッ!!」
そのままハルバードをもう一振り、更にオリジムシをフッ飛ばして

[メイン] ヘラジカ : 「─────ッッ………!!!?」

[メイン] ヘラジカ : 少年の叫びに、ヘラジカの瞳は大きく開いて。

[メイン] ヤミ : 「…………!!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「………そう、ですよね」

[メイン] ヤミ : 辺りを覆うほどの大群だと見えていたオリジムシが、少し……けれど確実に開けて。

[メイン] ヘラジカ : ま、まさか、エミールに……ここまでの力が、だとッ……!?

[メイン] エミール・シンクレア : 不安定で未熟な、殻を破ることすら満足にかなわない雛鳥だった少年は、しかし。

[メイン] エミール・シンクレア : その不安定さ故に、時に爆発的な潜在能力を秘めていた。
…そしてそれは、意志薄弱な彼がオペレーターとして見出された理由でもある。

[メイン] ヘラジカ : 「…………フッ」

[メイン] ヘラジカ : 戦場の中、笑い。

[メイン] ヘラジカ : そして─────ブオォオオンッッッ!!!!

[メイン] ヘラジカ : エミールのすぐ隣へと瞬間的に猛進し
そして─────周囲のオリジムシの群を薙ぎ払い。

[メイン] ヘラジカ : その残骸が宙に浮きながら。

[メイン] ヘラジカ : 「…………言うじゃないか」

[メイン] ヘラジカ : 「……全く、君は、君達は、どこまでも私を驚かせるよ」

[メイン] ヤミ : 「……ありがとう……ございます……」

[メイン] アンジェラ : 「……私はぁ!!彼みたいな高尚な考えは持ってません!!」

[メイン] ヤミ : そして────その不安定さに秘められた爆発が、ヤミの命の危機を救ってくれた。
だからこそ……ヤミは、そう答えつつ。

[メイン] アンジェラ : 「ずっと惨めだった…知ったかぶりをして!本当は私が全てまるっと解決するつもりだった!!」

[メイン] アンジェラ : 「だけど…貴方達はこれ以上私を惨めな思いにするつもりですか!?」

[メイン] アンジェラ : 「そんなことさせない!絶対に!!」

[メイン] アンジェラ : 「貴方達が駄目と言われても勝手に戦いましょう!勝手に支援しましょう!!」

[メイン] アンジェラ : 「それで私自身を守る!!」

[メイン] アンジェラ : 「それが私の…覚悟だ!!」

[メイン] ヘラジカ : 「─────ハッハッハッハッハッ!全く!これは敵わないな!」
豪快にヘラジカは大笑いをし。

[メイン] ヘラジカ : ガァンッ!!と、地上に大きな刃を立てながら。

[メイン] ヘラジカ : 「……そうなれば、私もなんとしても、必ず
 "全員生還"を果たさねば……だなッ」

[メイン] ヘラジカ : 「─────隊員ッ!揃えッ!!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…はいッ!!」

[メイン] アンジェラ : 「正面から行って…ぶっ飛ばしますよ!!」

[メイン] ヤミ : 「……はいっ!!」

[メイン] ヘラジカ : 「地下に潜み、原石を増幅させ、天災を発生させ得る
 オリジムシどもを一匹残らず、一掃するッ!!!!」

[メイン] ヘラジカ : 「─────かかれッッッ!!!」

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 戦闘開始

[メイン] GM : まずは盤面の青い部分に、好きに自分のPCを配置
ただし特殊オペレーターはその限りに無し

[メイン] エミール・シンクレア : 戦場機動が標準だから僕は2マスまでノーコストで動ける…んですよね?

[メイン] GM : ああ。

[メイン] GM : 敵はオリジムシ6体。

[メイン] GM : 味方コスト4、敵コスト6で開始。

[メイン] エミール・シンクレア : それと攻撃してから移動…もできるんですよね?

[メイン] GM : エミールの手番では、特殊オペの効果で、コスト0から開始。

[メイン] GM : いや、移動だけだな

[メイン] GM : このラウンド間でまたエミールの番に回ってくる

[メイン] エミール・シンクレア : ああいえ、自分の手番で…

[メイン] エミール・シンクレア : なら初期配置で目前まで移動してヒットアンドアウェイも狙えるかなと思いまして

[メイン] GM : ん?ああはいはい

[メイン] GM : いやマス移動はアレだな

[メイン] GM : 行って帰ってをしたら、その分マス移動したってことになる

[メイン] GM : 2マス移動して、2マス戻るは、結果的に4マス移動だ

[メイン] エミール・シンクレア : 1マス移動して1マス戻るまでしか無理ですか……ふむ……

[メイン] エミール・シンクレア : じゃあ殴ってから1マスだけ後退…なら次Tも攻撃範囲的に狙えますね、前のオリジムシ2匹とも

[メイン] エミール・シンクレア : とりあえずこの位置からオリジムシ(1)を…狙います!

[メイン] エミール・シンクレア : 1b100<=50 (1B100<=50) > 34 > 成功数1

[メイン] オリジムシ(1) : 1D100<=10 物理耐性 (1D100<=10) > 81 > 失敗

[メイン] system : [ オリジムシ(1) ] HP : 3 → 2

[メイン] エミール・シンクレア : 「は…あああッ!!」
ハルバードの長いリーチを生かして一撃を打ち込む!

[メイン] オリジムシ(1) : カチンッ。

[メイン] ヤミ : ではオリジムシ3にアーツ攻撃を……します!

[メイン] ヤミ : 3b100<=80 武装(アーツ) (3B100<=80) > 61,43,69 > 成功数3

[メイン] オリジムシ(3) : 1D100<=10 アーツ耐性 (1D100<=10) > 25 > 失敗

[メイン] オリジムシ(3) : 死んだ

[メイン] system : [ オリジムシ(3) ] HP : 3 → 0

[メイン] ヤミ : 「はぁッ!!」
刃物と化した髪が、戦場を駆け巡り────致命打を与えた。

[メイン] アンジェラ : では1マス進んで…アーツ攻撃!

[メイン] アンジェラ : 所でアーツ攻撃って侵蝕度上がるんでしたっけ?

[メイン] GM : アーツ攻撃の場合、侵食度が増加する場合があることに注意する
➢ ヘルスが中等症以下で使用:中等症で+1d3 重症で+1d6
➢ クリティカルが出た場合 :+1(クリティカルダイスの数分の浸食度上昇)
21
➢ エラーが出た場合 :+d6(エラーダイスの数分の 1d6 を振った合計値分浸食度上昇)
成功数だけ、相手の健康状態を減らすことができる。もしエラーダイスが複数出て攻撃判定の成功数

[メイン] GM : 今この状況なら大丈夫

[メイン] アンジェラ : なるほど

[メイン] アンジェラ : 4B100<=90 ではいきますか (4B100<=90) > 57,77,89,67 > 成功数4

[メイン] エミール・シンクレア : 怪我してる時に使うor出目が暴れると危ない感じですね

[メイン] GM : ちなみに対象は?

[メイン] アンジェラ : 目の前!

[メイン] オリジムシ(5) : じゃあ俺か

[メイン] オリジムシ(5) : 1D100<=10 アーツ耐性 (1D100<=10) > 34 > 失敗

[メイン] オリジムシ(5) : 死んだ。

[メイン] system : [ オリジムシ(5) ] HP : 3 → 0

[メイン] エミール・シンクレア : 儚い…

[メイン] system : [ コスト ] 味方 : 4 → 3

[メイン] アンジェラ : どっかからかプロトンキャノン持って来てぶっ放した

[メイン] ヘラジカ : 私は……まずは、0コストで前に1マス

[メイン] ヘラジカ : うおおおおおお!!2マス移動!コスト2払う!!!

[メイン] system : [ コスト ] 味方 : 3 → 1

[メイン] ヘラジカ : オリジムシ(2)を斬る!!

[メイン] エミール・シンクレア : やっちまえー!!

[メイン] ヘラジカ : 3B100<=90 おりゃあ!! (3B100<=90) > 55,20,57 > 成功数3

[メイン] エミール・シンクレア : サスガダァ…

[メイン] オリジムシ(2) : 1D100<=10 物理耐性 (1D100<=10) > 53 > 失敗

[メイン] オリジムシ(2) : 死んだ。

[メイン] system : [ オリジムシ(2) ] HP : 3 → 0

[メイン] ヘラジカ : や、やった!

[メイン] ヤミ : 当たってしまえば……超強い

[メイン] system : [ コスト ] 味方 : 1 → 0

[メイン] エミール・シンクレア : 圧倒的パワー…

[メイン] エミール・シンクレア : …憧れます!

[メイン] ヘラジカ : !!!!

[メイン] ヘラジカ : へ、へへへ…そうか…?

[メイン] オリジムシ(4) : 1マス移動

[メイン] オリジムシ(4) : > 移動や攻撃した後に OP の向きを変更することはできない

[メイン] オリジムシ(4) : え?これ俺、もうなにも…?

[メイン] オリジムシ(4) : 虚無しか攻撃できん…?

[メイン] エミール・シンクレア : えっ……貴方の役職は一体……

[メイン] オリジムシ(4) : ゾッ

[メイン] ヤミ : その帽子は飾りですか!

[メイン] オリジムシ : choice 下 右 (choice 下 右) > 下

[メイン] オリジムシ : ……はい

[メイン] オリジムシ(1) : しかしコスト6がある

[メイン] オリジムシ(1) : そして私の下にヘラジカがいる

[メイン] オリジムシ(1) : その意味は分かりますね?

[メイン] エミール・シンクレア : ウワーッ連続攻撃!!

[メイン] オリジムシ(1) : そうだーーー!!

[メイン] ヤミ : でも……ヘラジカさんなら……!

[メイン] オリジムシ(1) : なのでえーと
攻撃3回できる、全コスト払って

[メイン] system : [ コスト ] 敵 : 6 → 0

[メイン] オリジムシ(1) : x3 1D100<=35 物理攻撃 #1 (1D100<=35) > 19 > 成功 #2 (1D100<=35) > 19 > 成功 #3 (1D100<=35) > 75 > 失敗

[メイン] オリジムシ(1) : わーい2ダメージおらっ!

[メイン] エミール・シンクレア : なんだコイツ!出目が強いぞ!

[メイン] ヘラジカ : ま、負けんぞ!!

[メイン] ヤミ : がんばってぇ〜

[メイン] ヘラジカ : 生理的耐性が50なので、標準だ

[メイン] ヘラジカ : つまり防御判定は2回振れてと…

[メイン] ヘラジカ : 2B100<=30 物理耐性 (2B100<=30) > 27,9 > 成功数2

[メイン] ヘラジカ :

[メイン] ヘラジカ : 効かなかった

[メイン] エミール・シンクレア : !!

[メイン] オリジムシ(1) : おわァァアアア~~~~~~~~~~っ!!!!

[メイン] エミール・シンクレア : 強すぎる…なんて硬さだ…!

[メイン] ヤミ : 流石です……!

[メイン] ヘラジカ : ふ、ふふん!どやっ!

[メイン] アンジェラ : 流石だ…!

[メイン] アンジェラ : しかもこれクリってる?

[メイン] GM : そんな感じで1ラウンドが終わり!
そして、2ラウンド目に

[メイン] GM : あ、ほんとだ

[メイン] GM : クリだと成功数+1なので
オーバーで守り切ってる

[メイン] アンジェラ : すげえ

[メイン] ヤミ : おお

[メイン] アンジェラ : ばー

[メイン] エミール・シンクレア : おお…もはやマイナスレベル…

[メイン] GM : ではコスト計算ってことで
味方4 敵3からスタート

[メイン] エミール・シンクレア : とりあえず良くもヘラジカさんを殴ったなっこの手負いめっ

[メイン] オリジムシ(1) : なにっ

[メイン] エミール・シンクレア : 皆さん…

[メイン] エミール・シンクレア : コストを使います!!

[メイン] ヤミ :

[メイン] ヘラジカ : !!!!!!!!!!

[メイン] エミール・シンクレア : 1使って0と1で2連撃!

[メイン] ヘラジカ : いっけえええええーーーーーーーー!!!!!

[メイン] アンジェラ :

[メイン] エミール・シンクレア : x2 1b100<=50 #1 (1B100<=50) > 65 > 成功数0 #2 (1B100<=50) > 99 > 成功数0

[メイン] エミール・シンクレア : ああっ

[メイン] ヘラジカ : エミーーーーーーールーーーーーーーーー!!!!?!

[メイン] ヤミ : し……シンクレアさん!

[メイン] アンジェラ : エミル…成功が!!

[メイン] ヘラジカ : ……私の手番、使ってもいいよっ!

[メイン] ヘラジカ : 全員のターンが終わってから…だが!

[メイン] エミール・シンクレア : 全部燃やし尽くしてやる…このクソダイスめ…!

[メイン] ヘラジカ : こわい

[メイン] ヤミ : まずいマイナスコインだ

[メイン] ヘラジカ : ヤ、ヤミとアンジェ!続くんだ!

[メイン] system : [ コスト ] 味方 : 4 → 3

[メイン] ヘラジカ : ヤミはノーコストでオリジムシを
アンジェラは1コスト消費で(4)を倒せば…

[メイン] エミール・シンクレア : ま…まあ…今後に期待ということで…!

[メイン] ヘラジカ : エミールが手番使えるぞ!

[メイン] ヤミ : ええ。

[メイン] アンジェラ :

[メイン] ヤミ : 私のコスト……使ってください!

[メイン] エミール・シンクレア : !!

[メイン] エミール・シンクレア : すいません…貰います!

[メイン] エミール・シンクレア : 1b100<=50 追加ァ! (1B100<=50) > 90 > 成功数0

[メイン] ヘラジカ : おわァァアア~~~~~~っ!?

[メイン] エミール・シンクレア :  

[メイン] ヤミ :

[メイン] ヘラジカ : ウッ…!ウッ…!ウァッ…!

[メイン] アンジェラ : 悲しいでしょ

[メイン] ヘラジカ : これで、えーと…コストは2消費だな…

[メイン] エミール・シンクレア : まずいエラーが2回だ

[メイン] system : [ コスト ] 味方 : 3 → 1

[メイン] アンジェラ : じゃあとりあえず…こっから攻撃!

[メイン] ヘラジカ : ああ!行けアンジェラ!

[メイン] エミール・シンクレア : アンジェラさん…敵はお願いします…!

[メイン] ヤミ : やって下さい!

[メイン] アンジェラ : 4B100<=90 目の前焼くぞ~ (4B100<=90) > 46,31,37,81 > 成功数4

[メイン] オリジムシ(4) : 1D100<=10 アーツ耐性 (1D100<=10) > 36 > 失敗

[メイン] オリジムシ(4) : おわ~!

[メイン] system : [ オリジムシ(4) ] HP : 3 → 0

[メイン] アンジェラ : はい残り2体!

[メイン] ヤミ : じゃあ…ヘラジカさんの前にいるオリジムシを攻撃します

[メイン] エミール・シンクレア : 「く、この……!」
裏で活性化し硬質化したオリジムシに苦難中

[メイン] ヤミ : 3B100<=80 武装(アーツ) (3B100) > 27,8,37

[メイン] オリジムシ : えーと、成功数4になるのかな?

[メイン] エミール・シンクレア : クリティカルなので…オーバーキル!

[メイン] ヤミ : 3ですね!

[メイン] ヤミ : あ、いや…クリティカルがあるので…4ですか

[メイン] オリジムシ : クリなので成功数+1です

[メイン] オリジムシ : だが俺が成功してしまえば?

[メイン] エミール・シンクレア : ただ侵食度が+1される…アーツなので…

[メイン] オリジムシ : あ、ほんとだ、アーツなので、侵食度+1してください

[メイン] エミール・シンクレア : それはどうでしょう?
4から1引いても3…

[メイン] エミール・シンクレア : ヤミさんのアーツはすごいのです

[メイン] オリジムシ : 1D100<=10 アーツ耐性 (1D100<=10) > 88 > 失敗

[メイン] オリジムシ : だめだ~~

[メイン] ヤミ : うぐっ… 痛いですね

[メイン] system : [ オリジムシ ] HP : 3 → 0

[メイン] ヤミ : やった……

[メイン] system : [ ヤミ ] 侵食度 : 22 → 23

[メイン] エミール・シンクレア : よぉし…!

[メイン] system : [ コスト ] 味方 : 1 → 0

[メイン] オリジムシ(1) : いやぁコスト3あるっていいですね

[メイン] オリジムシ(1) : ヘラジカを2回殴ります

[メイン] エミール・シンクレア : 後はヘラジカさんが向き変えしてオリジムシを殴れば…!

[メイン] エミール・シンクレア : あれ?

[メイン] オリジムシ(1) : 味方コスト、もう0なんです

[メイン] エミール・シンクレア : そうだった
僕で3コス使ってアンジェラさんもいたから…

[メイン] オリジムシ(1) : 4の内訳なんですけど
エミール:0+1+2
ヤミ:0
ヘラジカ:0
アンジェラ:1

[メイン] オリジムシ(1) : その通り

[メイン] エミール・シンクレア : くそぅくそぅ

[メイン] オリジムシ(1) : ひゃっはぁ!殺戮ショーの始まりだぜぇ!

[メイン] オリジムシ(1) : x2 1D100<=35 物理攻撃 #1 (1D100<=35) > 8 > 成功 #2 (1D100<=35) > 30 > 成功

[メイン] エミール・シンクレア : この野郎…

[メイン] オリジムシ(1) : ひゃっはぁ!成功数3だ!

[メイン] ヤミ : なぜ……?

[メイン] エミール・シンクレア : その出目をよこせ……

[メイン] オリジムシ(1) : こわい

[メイン] ヘラジカ : ふっふっふ!任せろ!受け止める!

[メイン] エミール・シンクレア : !!!!

[メイン] ヘラジカ : 2B100<=30 物理耐性 (2B100<=30) > 41,87 > 成功数0

[メイン] エミール・シンクレア : のわーっ!?

[メイン] ヘラジカ : おわァァアアア~~~~~~~~~~っ!!!!!

[メイン] system : [ ヘラジカ ] HP : 8 → 5

[メイン] ヤミ : そんなぁ!

[メイン] アンジェラ : かなり削れた…

[メイン] ヘラジカ : 中等症!!!!

[メイン] ヤミ :

[メイン] ヘラジカ : 戦闘技能-10になってしまった…

[メイン] エミール・シンクレア : で…でも!

[メイン] ヤミ : でもパワーは倍ですよ

[メイン] ヘラジカ : >中等症 :振れるサイコロの数が+3
になるがな…

[メイン] ヤミ : オーバーキルですけど……

[メイン] エミール・シンクレア : そうです!ヘラジカさんは逆境ほど強くなる!!

[メイン] ヘラジカ : ああ!!!お前達が一緒に戦ってくれる限り、私はまだ立てる!!!!

[メイン] オリジムシ(1) : もう逆転の目が見えないの、こわくない?

[メイン] GM : 3ラウンド目
味方コスト4、敵コスト1

[メイン] エミール・シンクレア : ……

[メイン] ヤミ : シンクレアさん……

[メイン] ヘラジカ : 行こう、エミール

[メイン] エミール・シンクレア : これ落ちると一気に辛くなりますね!?

[メイン] ヤミ : (GOサイン)

[メイン] ヤミ : それはそうです

[メイン] エミール・シンクレア : ええい…今度こそ…!

[メイン] エミール・シンクレア : まずは初撃ッ!

[メイン] ヘラジカ : !!!!!!!!

[メイン] アンジェラ :

[メイン] エミール・シンクレア : 1b100<=50 ハルバード (1B100<=50) > 4 > 成功数1

[メイン] ヘラジカ : !!!!!!!!!!!!!!!!!!!

[メイン] アンジェラ : !!!

[メイン] オリジムシ(1) : 1D100<=10 物理耐性 (1D100<=10) > 82 > 失敗

[メイン] オリジムシ(1) : ぐあっ!

[メイン] ヤミ :

[メイン] system : [ オリジムシ(1) ] HP : 2 → 1

[メイン] エミール・シンクレア : まだだッ!

[メイン] オリジムシ(1) : なにぃっ!?

[メイン] エミール・シンクレア : クリティカルなので!

[メイン] ヤミ : クリティカルですよ!

[メイン] オリジムシ(1) : あ!

[メイン] エミール・シンクレア : 成功数を…+1する!

[メイン] オリジムシ(1) : ぐあああああああああああああああ!!!??

[メイン] オリジムシ(1) : ば、ばかなあああああああああああああ!?!?

[メイン] system : [ オリジムシ(1) ] HP : 1 → 0

[メイン] アンジェラ : !!

[メイン] エミール・シンクレア : 苦闘していたが、周囲の仲間達がオリジムシを撃破していく様子に後押しされたか
その黄色い目を光らせ、振り上げた一撃は…

[メイン] エミール・シンクレア : 「は…ああああぁああッ!!」
強固な装甲を容赦なくかち割り、粉砕!

[メイン] ヘラジカ : すぅぅぅっ!!と、息を吸う。

[メイン] ヘラジカ : 血が額から漏れながらも。

[メイン] ヘラジカ : 「─────行っけえええええええええええええッッッ!!!!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…!」

[メイン] ヘラジカ : 私はいつの間にか─────叫んだ。
……ハハ!なんて、心地が良いんだろうか。

[メイン] エミール・シンクレア : 「───やって、みますッ!!!」
そのままもう一度、遠心力に任せ加速した第二撃を──

[メイン] ヘラジカ : 年長者として、これほど無様なものはないというのに……な!

[メイン] エミール・シンクレア : 打ち込む!

[メイン] ヤミ : 「…………っ!!!」
髪を振ることも忘れ、シンクレアの動きに目が向いてしまう。

[メイン] GM : ─────ズガァァアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!

[メイン] エミール・シンクレア : 「これでッ!」

[メイン] GM : 熱い想いの籠った一撃は─────灰色の残骸を繕った。

[メイン] GM : もはやそこに、人々を苦しめる災害の発生原因は、いなくなっていた。

[メイン] エミール・シンクレア : 「……はぁ、…はぁ」

[メイン] ヘラジカ : 「……ハハ、ハハハハ……!……本当に、やってのけてしまったよ」

[メイン] エミール・シンクレア : 「やりました…僕、上手くやれたんですよね…?」

[メイン] ヘラジカ : にこりと、微笑み。

[メイン] ヘラジカ : そして、エミールの背に、優しく触れる。

[メイン] エミール・シンクレア : 荒く息を吐いて。
どこか現実感がなさそうな不安げな声で

[メイン] エミール・シンクレア : 「…」

[メイン] ヘラジカ : 「………ああ、間違いなく、君の"勝ち"だ」

[メイン] ヘラジカ : 「よく頑張ったな」
優しい声色で、労わるように、慈しむ目で見つめ。

[メイン] エミール・シンクレア : 「っ、はは……」

[メイン] エミール・シンクレア : 「僕だけの成果じゃ、ないと思います。でもありがとうございます…ヘラジカさん」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…なんだか…いえ、なんでもないです」

[メイン] エミール・シンクレア : 流石に。

[メイン] エミール・シンクレア : お母さんのことを思い出したとは、恥ずかしくて言えなかった。

[メイン] エミール・シンクレア : 「…ぁ、もちろんヤミさんもアンジェラさんも…」

[メイン] アンジェラ : 「ハァ…ハァ…こっちも終わったわ…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「ありがとうございました、本当…凄かったです、髪の動きに…キャノン砲…?とか」
ヤミとアンジェラの方を順番に向いて

[メイン] ヤミ : 「……私は大したことはありませんよ。
 お二人の方が、とても」

[メイン] ヤミ : ハルバードを今もなお握るシンクレアと、駆けつけて一緒に戦ってくれたアンジェラ。二人にそう言いながらも。

[メイン] ヤミ : にっ……と少しだけ頬を緩めつつ。

[メイン] アンジェラ : 「いやあ私も大したこと…あるけ…ど…」

[メイン] アンジェラ : 「……」

[メイン] アンジェラ : テテテテン…
なんか懐かしいシャットダウン音

[メイン] ヘラジカ : 「おっとっ」

[メイン] ヘラジカ : 疲労によって眠りに誘われるヤミとアンジェラを片腕ずつ受け止め。

[メイン] エミール・シンクレア : 「わ」

[メイン] ヘラジカ : 「……ハッハッハ、さすがに疲れは来るか」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…そうですよね、調査を始めてから、今まで…長かったですし」

[メイン] ヘラジカ : フッ、と微笑みながら、頷く。

[メイン] ヘラジカ : 「……本当に、お疲れ様だ、エミール、ヤミ、アンジェラ」

[メイン] ヘラジカ : 「一段と……大きくなって、全く……」

[メイン] エミール・シンクレア : 「…まだまだ、ですけど……はい。」

[メイン] エミール・シンクレア : 「それでも、一歩進めた気は…しますね」
戦闘の影響で興奮状態にあるのか、疲労感こそあるが比較的平気そうな様子で。

[メイン] エミール・シンクレア : それでも僕は、ほっと息をつくように呟いていた。

[メイン] ヘラジカ : 「おっと、もう甘えなくていいのかぁ?」
にやりと笑いながら。

[メイン] エミール・シンクレア : 「ぅ」

[メイン] ヘラジカ : 「なんだか、寂しいなぁ?ハッハッハ!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「ちょ、ちょっと…あんまりからかわないでくださいよ!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「一応僕だって…頑張って…」

[メイン] エミール・シンクレア : 「……頑張ってますよね!?」

[メイン] エミール・シンクレア : 自分の努力は果たして頑張っていると言えるものだろうか。
僕は不安になってきた。

[メイン] ヘラジカ : 「ハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
豪快な笑いが、洞窟内に木霊しながら、前へと歩いていく。

[メイン] ヘラジカ : 洞窟の出口から漏れる光が、色白に、眩しく差し込まれ。

[メイン] ヘラジカ : そして、ヘラジカは白を背に振り向き。

[メイン] ヘラジカ : 「─────もちろんだッッ!!!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「せ、せめて何か言ってくださ…」
気恥ずかしげにしながらも、光の方へ歩いて…

[メイン] エミール・シンクレア : そして。

[メイン] ヘラジカ : 手を差し伸べる。

[メイン] エミール・シンクレア : 「………ありがとう…ございます!」
差し伸べられた手に、応え

[メイン] エミール・シンクレア : 「お母さん!」

[メイン] エミール・シンクレア : あ。

[メイン] エミール・シンクレア : 「……」

[メイン] ヘラジカ : 「…………!!!」

[メイン] ヘラジカ : ビックリしたように、目を丸くするも。

[メイン] ヘラジカ : にやにやにや、と笑い。

[メイン] エミール・シンクレア : 「…いえなんでもないです、これはそのぉ!」

[メイン] ヘラジカ : 「いいんだぞぉ~~~~?ハッハッハッハ!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「い、言い間違えといいますか…違いますから!違いますからね!?」

[メイン] ヘラジカ : 小脇にエミールの頭をぐいっ!と抱えながら。

[メイン] ヘラジカ : 「ハッハッハッハッハッハ!!アーーッハッハッハッハ!!」

[メイン] ヘラジカ : どこか、気分が良さそうに。

[メイン] エミール・シンクレア : 「もがもが…恥ずかしいですよぉ…もが…!」
気恥かしさから離れようともがくも絶望的に筋力差がありすぎる。
男なのに。しかも多分ヘラジカさんも全力じゃないだろうに。

[メイン] ヘラジカ : ずん!ずん!と、光の世界へと二人は踏み入れ。

[メイン] ヘラジカ : ─────そして広がる、青空。

[メイン] ヘラジカ : 「─────エミール・シンクレア!」

[メイン] ヘラジカ : 「ようこそ!」

[メイン] ヘラジカ : 「ロドスへ!!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「────」

[メイン] エミール・シンクレア : 「はい!」

[メイン] エミール・シンクレア : 「今後とも…よろしくお願いします!」

[メイン] エミール・シンクレア : 今回のような蛮勇だけで解決するようなことばかりではないと、これからも地獄のような辺獄を巡っていくことになるだろうという事を僕は知っている。

[メイン] エミール・シンクレア : それでも…。

[メイン] エミール・シンクレア : この一時だけは、きっと僕は。

[メイン] エミール・シンクレア : 光の中に、善の世界にいられたのだと…思う。

[メイン] エミール・シンクレア : 自分が狭間の中に生きているような、ロドスの一員だったとしても…。

[メイン] エミール・シンクレア : 眩しさに目が眩んで、顔を腕で覆うけど。

[メイン] エミール・シンクレア : 目は閉じなかった。

[メイン] エミール・シンクレア :

[メイン] エミール・シンクレア :

[メイン] エミール・シンクレア :